【IFA 2015】サムスン、「Car Mode for Galaxy」でVWと連携

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【IFA 2015】サムスン、「Car Mode for Galaxy」でVWと連携
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ドイツ・ベルリンで現地時間4日に開幕する「IFA 2015」に先駆け、サムスンはプレスカンファレンスを行った。高いシェアを誇るスマートフォン「Galaxy」シリーズを軸にしたIoT対応家電の数々を発表し、同社の成長性をアピールした。

冒頭、サムスン・エレクトロニクス・ヨーロッパのYH Eom社長は、ここヨーロッパには5300万ユニット以上のサムスンのプロダクツが販売され使われていると述べ、スマートフォンシェアは6割、テレビのシェアは4割にのぼり、10万店以上のショップでサムスン製品が扱われていると強調した。

Eom社長曰く、サムスンにはまだ成長の余地が多く残されており、パートナーと一緒に新たな地平を開きたいと考えている。それこそがInter net of Thingsであり、すべてのデバイスが繋がることにより1兆ユーロの新たな市場を創造し、エコシステムを創りあげたいと述べた。

その後に登壇したサムスン・エレクトロニクスDr.WP Hong最高マーケティング責任者は、開かれた異業種コラボレーションをヒューマンセントリックスなアプローチで実現したいと述べ、続いて登壇した「Smart Things」ファウンダーのAlex Hawkinson氏が家電連携プラットフォームの「Smart Things」製品群を、本日から米国で、来週から英国でも販売開始すると発表した。

Dr.WP Hong最高マーケティング責任者は、スマートモビリティ分野の重要さも強調し、この分野でフォルクスワーゲン社とBMW社との連携を行うと発表、イベントの後半ではVWが採用した、「Car Mode for Galaxy」について、サムスン・エレクトロニクス・ヨーロッパのJean-Daniel Aymeモバイル担当副社長の口から語られた。

「Car Mode for Galaxy」はVW社が採用するミラーリンク(Mirror Link)の技術によって、サムスン「Galaxy」シリーズとVWの車載器が繋がることになる。安全で使いやすい運転中の通話をサポートし、ナビゲーション機能をスマホ側アプリで行う。テキストメッセージの読み上げ、駐車場のどのあたりに駐車したかを確認する機能も持つ。この機能はサムスンのスマートウォッチとも連携するという。

その他、このカンファレンスで注目すべき発表として、「SLEEP sense」というベッドをIoTにしてしまう睡眠モニター専用機器をあたかもGalaxyの周辺機器のように発表したことが興味深い。ベッドは屋内の家具なので他の家電と同様、WiFiでIoT接続しても良いのだが、サムスンはスマホ専用アプリとセットで開発することで、パーソナルな体調管理、健康管理の中枢として睡眠モニターを開発した。ここでは、遠く離れた両親の睡眠をモニターするなど、健康を気遣うコミュニティ要素も取り入れた使われ方を提案していた。

《三浦和也》

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