フランスの自動車大手、シトロエンは9月2日、コンセプトカーの『カクタスM』の概要を明らかにした。実車は9月15日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー15で初公開される。
カクタスMは、シトロエンの名車、『メアリ』に触発され、メアリの考え方を現代に再現したコンセプトカー。メアリは1968年に誕生。オープンボディのオフロード車は支持を集め、1988年までの20年間に、14万台以上が生産された。
カクタスMは、シトロエンのクロスオーバー車、『C4カクタス』がベース。「どこにでも行ける」をテーマに、オープンエアのクロスオーバー車を提案する。
メアリの特徴のひとつは、ABS樹脂製ボディパネル。カクタスMでは、軽量なプラスチック製ドアを採用。フロントウインドスクリーンも新設計し、メアリのイメージが再現された。
また、カクタスMもメアリ同様、屋根はない。カクタスMでは、「ルーフエクステンション」という考え方を導入。屋根の代わりに、サーフボードやウェイクボードを固定できる設計としている。