ホンダは、ツインリンクもてぎ南コースにて8月25日に、「ホンダ コレクションホール」所蔵車両の走行確認テストを実施した。「MotoGP 元年」となった2002年に、ホンダが送り出した最後の2ストロークGPマシン「NSR500」を写真で紹介する。
2002年は、2ストと4ストエンジンを搭載したレーサーが同時に走った年。4ストV5レーサーの『RC211V』がデビューした。一方NSR500は、18年間モータースポーツの世界で培ってきた様々な技術が投入され、大幅に出力を向上させるなど戦闘力を高めてきた。しかし、倍の排気量が認められている4ストエンジンの性能に対しアドバンテージを得られず、シーズンを終了。16戦14勝を掴んだRC211Vの最後をもって、一つの時代に区切りがついた。