【IFA 2015】睡眠分析し健康管理…身体に付けなくてもOKのIoTデバイス

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睡眠状態を解析するヘルスケアセンサー「SleepSense」
睡眠状態を解析するヘルスケアセンサー「SleepSense」 全 4 枚 拡大写真

 ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2015」に出展するサムスン電子のテーマは「IoT」。4日から始まったIFAの本会期後は、ブースに大勢の一般来場者が訪れ、プレスカンファレンスで発表された「SleepSense」などの製品を体験していた。

■眠りを分析して健康を管理できる「SleepSense」

 ブースの中央には、イタリアの著名建築家、Ferruccio Laviani氏がデザインをプロデュースした特別展示「IoT Zone」を構えている。こちらはインビテーションをもらっている来場者しか入れないスペースだが、特別に入れてもらうことができた。

 何か体験できる製品やサービスが用意されているわけではないが、たくさんのパネル展示により、サムスンのネットワーク接続ができるホームアプライアンスやIT・モバイル機器によってどんなスマートホームのアイデアを描くことができるのか、「IoT for you」を掲げるサムスンのサービスコンセプトを知ることができる。

 今年のカンファレンスの主役的な扱いで紹介されていた製品「SleepSense」は、ブースの中央に体験スペースができていた。同製品は、“眠り”を科学したヘルスケア製品だ。

 使い方は簡単で、就寝する前にベッドのマットレスとシーツの間などに挟んでおくと、本体に内蔵する心拍/呼吸/モーションセンサーがユーザーの睡眠状態のデータをリアルタイムに取得・解析する。

 目覚めればスマホアプリに睡眠の記録が蓄積されているというものだ。イスラエルの企業が開発したという特殊なセンサーは最大97%の正確性で、ユーザーの身体に直接センサーを密着させなくても正しいデータログが取れるのだという。

 ユーザーの睡眠解析は全7項目の評価項目を判断したスコアが出る。睡眠の質を改善するためのアドバイスもアプリ上から確認ができる。さらに家庭内のネットワーク接続ができるエアコンやテレビと連動して、例えば、寝ている間に「SleepSense」の感知した睡眠状態に基づいてエアコンの温度を自動で調節することなどが可能になる。

 同製品は未来のコンセプト展示ではなく、現在すでに商品化されているものであり、韓国やアメリカでは販売が始まっている。IFAの開催地であるドイツをはじめとしたヨーロッパでの発売時期はまだ未定だという。

 アプリはAndroidだけでなく、iOSにも対応しており、利用できるモバイル端末はサムスンのGalaxyシリーズに限られているわけではなさそうだ。

【IFA 2015】睡眠を分析してスマホアプリで健康に! サムスンのIoTデバイス「SleepSense」

《山本 敦@RBB TODAY》

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