国交省、自動運転技術の国際標準化へ…研究機関やメーカーと会議体を新設

自動車 社会 行政
ボッシュの自動運転テスト車(参考画像)
ボッシュの自動運転テスト車(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

国土交通省は、自動運転技術の戦略的国際標準化を推進する。2016年度概算要求で、自動車技術基準の国際標準化推進に3億3700万円計上した。

日本の技術・基準の国際標準化を推進することで、グローバル化が進展する国際自動車市場で安全・環境性能に優れた自動車の普及を促進するとともに、技術力を持つ日系自動車メーカーが活躍できる環境を整備する。

特に、大きな成長が見込まれる自動運転分野で、日系自動車メーカーの国際競争力を強化するため、官民一体となって日本の技術・基準の国際標準獲得を進める。

具体的には、国交省、研究機関、メーカーが連携して、基礎データの収集、海外のメーカーや研究機関の状況把握、提案する基準の草案作り、キーパーソンへの働きかけなどを戦略的に実施するため、これらを一体的に行う会議体を設置する。

また、道路運送車両法の改正で型式認証の相互承認を「装置単位」から、「車両単位」とする制度が創設されたことから、車両単位の相互承認制度の対象装置拡大など、一層の充実を図るため、協定案策定に向けた交渉を関係国の間で実施する。

このほか、アジア諸国と連携して日本がリーダーシップをとって国際統一基準策定作業をより強力に主導する。このため、日ASEAN自動車基準・認証制度に関する協力プログラムに基づく、人材育成など支援を実施する。

《レスポンス編集部》

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