ソユーズTMA-18M宇宙船、国際宇宙ステーションにドッキング成功…一時的に9人体制に

宇宙 テクノロジー
ISSへの到着後、地上と交信を行う44Sクルー(手前左からアイディン・アイムベトフ宇宙飛行士、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士、アンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士)
ISSへの到着後、地上と交信を行う44Sクルー(手前左からアイディン・アイムベトフ宇宙飛行士、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士、アンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士) 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ソユーズTMA-18M宇宙船(44S)が日本時間9月4日午後4時39分、国際宇宙ステーション(ISS)「ポイスク」(ロシアの小型研究モジュール2)にドッキングしたと発表した。

ソユーズTMA-18M宇宙船には、ISS第45次/第46次長期滞在クルーのセルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士、短期滞在クルーのアンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士、アイディン・アイムベトフ宇宙飛行士が搭乗していた。

ドッキング後、ハッチのリークチェック(気密点検)やソユーズ宇宙船内とISS内の均圧化などを行った後、同午後7時15分にハッチが開かれ、44SのクルーはISSへ入室した。ISS滞在中のゲナディ・パダルカ宇宙飛行士らは44Sクルーの到着を歓迎した。

3人の到着により、パダルカ宇宙飛行士と、2人の短期滞在クルーがソユーズTMA-16M宇宙船(42S)に搭乗して地上に帰還する予定の9月12日まで、約8日間ISS内のクルーが通常の6人体制よりも多い9人となった。

ソユーズTMA-18M宇宙船(44S)は、日本時間9月2日午後1時37分に、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。

44Sミッションは、ISS滞在クルーとともに、新しいソユーズTMA-18M宇宙船をISSに届けるミッションで、今回は打ち上げから約2日後にISSにドッキングする運用が行われた。

44Sは、打ち上げ時と帰還時の搭乗クルーが異なり、約半年後の帰還時は、ヴォルコフ宇宙飛行士のほか、1年滞在クルーのスコット・ケリー宇宙飛行士、ミカエル・コニエンコ宇宙飛行士が搭乗する予定。

また、短期滞在クルーのモーゲンセン宇宙飛行士、アイムベトフ宇宙飛行士は、日本時間9月12日にISSから分離予定のソユーズTMA-16M宇宙船(42S)で、第43次/第44次長期滞在クルーのゲナディ・パダルカ宇宙飛行士とともに地上に帰還する予定だ。

《レスポンス編集部》

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