ホンダ青山取締役、二輪の国内生産移管は全ての領域で検討
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ホンダは同日、50ccスクーターの国内移管第1弾となった『ジョルノ』のラインオフ式を熊本製作所(熊本県大津町)で開いた。青山氏は記者団との懇談で、同モデルの国内移管の背景として「トータルのコストでは(ベトナムや中国より)日本は高くなくなっている」ことを挙げた。
生産コスト面だけでは、なお海外が有利な場合があるものの、青山氏は「物流費や品質対応費用などを含めると日本生産のメリットは十分ある」と指摘した。そのうえで排気量のより大きいモデルについては、「決定したものはないが、全ての領域で検討は行っている」と語った。
また、青山氏は「生産の基本は地産地消」として、需要地生産を重視する方針も強調。国内で一定の需要があるのに輸入している製品の国内生産移管を、鋭意検討する意向を示した。
《池原照雄》