煙害が悪化、全国広範囲で「不健康」レベル…マレーシア

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

首都圏クランバレーなど全国広範囲で、ヘイズ(煙害)が悪化している。

14日午後1時時点でクアラルンプール(KL)やセランゴール、ジョホール、ケダ、クランタン、マラッカ、ネグリセンビラン、パハン、ペラ、ペナン、トレンガヌ、サバ、サラワク12州において大気汚染指数(API)が101を超えて「不健康」レベルとなった。

APIは、0~50が「良好」、51~100は「中程度」、101~200は「不健康」、201~300は「極めて不健康」、300以上の数値は「危険」レベルとなっている。

もっともAPIが高いのはセランゴール州バンティンで、APIは171だった。KLでは、バトゥ・ムダで162、チェラスで151となった。セランゴール州ではクランが162、シャアラムが146、クアラ・セランゴールが145、ペタリンジャヤが142となった。

ネグリ・センビラン州ニライでは168、セレンバンが165、ポートディクソンが155だった。ジョホール州では、ムアルが126、ラルキン・ラマが101だった。ペナン州プライでも122となった。

一方でサバ州コタキナバルで124、サラワク州クチンで101となり、半島のみならず全国的に悪化した。

13日にはサラワク州のクチン国際空港において、フライトが遅延したり、別の空港に着陸するなどし、運航に影響が出た。一方でクアラルンプール新国際空港(KLIA)やKLIA格安航空専用ターミナル「KLIA2」において13日、視界が2キロメートルとなったが、運行に影響は出なかった。14日午後1時時点では通常通り運行をおこなっている。

気象サービス局は、14日に風向きが変わるため、ヘイズは改善するとの予想を示した。しかし、今後数日引き続き改善が見られない場合、人工降雨を実施すると発表した。

広瀬やよい

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