トヨタの自動運転開発、友山専務「グーグルとは明らかにスタンスが違う」
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同日、東京都葛飾区の東京理科大学で「クルマはもっと面白くなる! IoTで変わる車と社会」をテーマに出張授業を行った後、記者団の取材に応じて語った。友山専務は同社が進める自動運転技術は「ドライバーが乗るパッセンジャーカーで事故ゼロを目指す技術であり、いわゆる無人運転ではない」と説明した。
さらに、無人運転車もドライバーが乗る車での自動運転も「技術開発は両方難しい」とも指摘。無人運転の場合は「人がいないので周囲や走行状況の監視が重要」とした。一方でドライバーが乗車する自動運転では「運転を支援するわけだから車がドライバーの意志を予測するなど、両者のコミュニケーションがより重要になる」と述べた。
もっとも、トヨタもカーシェアリング用のパーソナルコミューターなどでは、所定の駐車場まで無人で戻るといったニーズを予測しており、「われわれは無人運転の開発も相当行っている」と語った。
《池原照雄》