【ユーロNCAP】三菱 トライトン 新型、4つ星止まり

自動車 ニューモデル 新型車
ユーロNCAPの新型三菱トライトンの衝突テスト
ユーロNCAPの新型三菱トライトンの衝突テスト 全 5 枚 拡大写真

欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは9月2日、新型三菱『L200』(日本名:『トライトン』)の衝突安全テストの結果を公表した。最高5つ星のところ、4つ星にとどまった。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テスト。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを導入。評価の項目に応じて、ポイントが配分される。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」には10%を配分する。

さらに、ユーロNCAP は2015年から、前面フルラップ衝突テストを導入。背の低い女性ドライバーと、後席に乗員を乗せた状態を想定し、テストを行う。緊急回避の自動ブレーキをはじめ、先進の安全装備も、評価基準となった。

新型トライトンのテスト結果は、成人乗員保護性能が31点。前面オフセット衝突では、運転席ダミー人形の大腿部と右脚への傷害レベルが、5段階で上から3段階目の「MARGINAL」。前面フルラップ衝突では、後席ダミー人形の胸への傷害レベルがMARGINAL。これ以外の各テストの部位や、側面衝突、ポール衝突、追突想定テストなどは、総じて最高の「GOOD」。

また、子ども乗員保護性能は41.4点。歩行者保護性能は27.7点。安全補助装置は8.3点を獲得した。

この結果、新型トライトンの合計ポイントは108.4点。総合評価で、最高の5つ星のところ、4つ星にとどまった。ユーロNCAPは、「衝突安全性は高いものの、緊急自動ブレーキが未装備なのは残念」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  3. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  4. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  5. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  6. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  7. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
  8. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  9. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  10. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
ランキングをもっと見る