【BMW 340i 海外試乗】より洗練、大人の走りを手に入れた…こもだきよし

試乗記 輸入車
BMW 340i と、こもだきよし氏
BMW 340i と、こもだきよし氏 全 12 枚 拡大写真

1975年に初代が誕生してから40年になるBMW『3シリーズ』は現在6代目になっている。2012年に「F30」になって3年半が経ち、今回ライト類のフルLED化と新エンジン搭載を中心としたマイナーチェンジを施した。BMWではLCI(ライフサイクルインパルス)と呼ぶもので、外観の変化は最少であるが、洗練した乗り味など中身の熟成が進んだモデルになった。BMWの本社があるミュンヘンをベースとした国際試乗会に参加したのでレポートしよう。

【画像全12枚】

ヘッドヘッドライトはLED化され、より明るく、より消費電力が少なくなった。BMWのシンボルでもあるコロナリングもLED化とともにヒシャクのような新デザインになり、その取手がキドニーグリルに向かって伸びている。テールライトもLED化され、スモールランプはテールレンズの中で一本のラインが往復するヘアピンのような形状を見せる。

試乗したのは340iセダンで、これに搭載されるのは「B58B30A」と呼ばれる直列6気筒3リッターの新開発ガソリンエンジンである。最高出力240kW(326ps)/5500-6500rpm、最大トルク450Nm/1380-5000rpmとV8エンジン並に強力だ。もちろんエミッションレベルはEU6で、燃費はEU混合で6.8-6.5リットル/100kmと優秀だ。0-100km/h加速は5.1秒、最高スピードは250km/hとなっている。

新エンジンに乗って最初に感じたのはアクセルペダルに対するレスポンスが良くなったことだ。踏み初めから加速感があり、踏み足しに対してもよく追従するからターボエンジンということを忘れる。これはインタークーラーが水冷式になりタービンからインテークマニホールドまでの距離が短くなったためだ。

もうひとつ市街地走行時に良くなったと感じる点は、アイドリングストップからの再始動時の音と振動が極端に小さくなったことだ。エンジンマウンドゴムの改良だけでなく、エンジンを止めるクランク位置を工夫、さらに点火や噴射を制御して再始動時にゆっくりと回転が上がるようにしたという。

走るとよりまろやかな乗り味で、さらに洗練された大人のクルマという印象になった。

■5つ星評価
パッケージ:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

こもだきよし(菰田潔)│モータージャーナリスト/日本自動車ジャーナリスト協会副会長
学生時代から始めたレースをきっかけに、タイヤのテストドライバーになり、その後フリーランスのモータージャーナリストに転身。クルマが好きというより運転が好きなので、その視点でクルマの評価をしている。全国道路標識・標示業協会理事、BMWドライバー・トレーニング・チーフインストラクターなどの肩書を持つ。スポーツドライビングやセーフティドライビングの実技講習だけでなく、2002年からはトラックドライバー向けのエコドライブ講習も手掛ける。

《こもだきよし》

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