山形大学、NASAと「ガンマ線バースト」の謎を解明する検出器を共同開発

宇宙 テクノロジー
NASA/MSFCでの老川さん
NASA/MSFCでの老川さん 全 1 枚 拡大写真

山形大学は、米航空宇宙局(NASA)のマーシャルスペースフライトセンター(MSFC)と宇宙最大の爆発現象「ガンマ線バースト」の謎を解明するための検出器を共同開発することで合意した。

将来的に、開発した検出器を国際宇宙ステーションに搭載することを目指す。

宇宙最大の爆発現象である「ガンマ線バースト」の現象がどの様にして起こるのか解明されていないことから、この謎を解明するための検出器が望まれていた。

同大学理学部の郡司修一教授の研究室は、長年にわたってガンマ線の偏光度検出器を開発しており、大きな成果をあげてきた。今回、この成果を加速するため、NASA・MSFCと共同で検出器開発を開始する。

合意により、郡司研究室はNASA・MSFCに研究スペースを確保する。今後は、郡司教授、中森健之准教授、研究室に在籍する大学院生がスペースを活用し、国際宇宙ステーションに搭載するための検出器を開発する。

第1段階として、郡司教授と理工学研究科物理学専攻1年の老川由馬さんが、NASA・MSFCで9月3日から7日までデータ収集系の構築に従事した。

《あかいまさはる》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 高速バス会社を悩ます悪しき“裏技”「相席ブロック」が横行[新聞ウォッチ]
  5. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る