米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)は9月10日、電気系統の不具合により、米国を中心に約134万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、電気系統の不具合が原因。FCA USによると、ステアリングホイールのワイヤーハーネスがスプリングに接触して摩耗し、運転席サイドエアバッグが突然開く恐れがあるという。
なお、FCA USでは、この不具合に起因した負傷者を2名把握。ただし、事故の報告はない、としている。
リコールの対象となるのは、2012-2014年モデルのラム『1500』『2500』『3500』『4500』『5500』。米国では約106万台、カナダでは23万5925台、メキシコでは2万6543台、NAFTA地域外が2万3635台。合計でおよそ134万6103台がリコールに該当する。
FCA USは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、点検および修理を行うとしている。