ホントにできる!? 手ぶらで日帰り「しまなみ海道チャリ旅」

航空 エンタメ・イベント
しまなみ海道をレンタサイクルで行く
しまなみ海道をレンタサイクルで行く 全 24 枚 拡大写真

愛媛県今治市にあるサイクリング拠点・サンライズ糸山から、ママチャリで「瀬戸内しまなみ海道」を走った9月初旬、スタッフが「レンタサイクルを使えば、東京から今治、尾道と行く日帰り旅行が手ぶらでできるはず」と教えてくれた。本当にそんなことができるのか。

この日、サンライズ糸山から、しまなみ海道(西瀬戸自動車道、本州四国連絡道路 尾道・今治ルート)に入ると、すぐに今治造船が見下ろせた。世界的にも珍しい順中逆西航法で知られる来島海峡と、そこを行き交う船、馬島や中渡島を見ながらペダルを踏むと、およそ40分で大島の上に着いてしまう。

今回は、次の伯方島まであと60分ほどという吉海レンタサイクルターミナル(大島南IC付近)でレンタサイクルを乗り捨てた。が、冒頭の「日帰りで行ける」というアドバイスが気になり、「東京発・弾丸日帰りしまなみ海道サイクリングは本当に可能なのか?」という疑問を抱きながら、机上で交通機関をつないでみた。

そこで、限られた予算での日帰り旅行という想定のもと、往復のエアにLCCを利用して行程を組んでみる。往復のエアをチェックしてみると、四国・今治側の松山空港と、成田空港の間にはジェットスター・ジャパン(GK)が飛んでいて、本州・尾道側の広島空港と成田の間は春秋航空日本(IJ)が結んでいた。

10月の土・休日のダイヤでLCC・鉄道・レンタサイクル・バスをつないでみると、下記のように、約2時間のしまなみ海道サイクリングと、鉄道・バス・タクシーを乗り継ぐ旅が楽しめることが机上でわかった。

▼成田空港 06:10発(ジェットスター・ジャパンGK401便)07:50着 松山空港
▼松山空港 08:25発(伊予鉄バス松山空港線)08:44着 JR松山駅前
▼松山駅 09:28発(予讃線・伊予西条行き)10:32着 波止浜駅
▼波止浜駅 10:50発(タクシー)11:00着 今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山
▼サンライズ糸山 12:00発(レンタサイクル)14:00着 伯方レンタサイクルターミナル
▼伯方島BS 14:23発(おのみちバス・しまなみサイクルエクスプレス2便)15:21着 尾道駅
▼尾道駅 15:48発(山陽線・糸崎行き+岩国行き)16:29着 白市駅
▼白市駅 16:33発(芸陽バス・広島空港行き)16:47着 広島空港
▼広島空港 19:20発(春秋航空日本IJ624便)20:50着 成田空港

朝食は松山駅での40ほど、昼食はサンライズ糸山の「風のレストラン」でしまなみ海道を眺めながら1時間ほど、夕食は広島空港で1時間ほどが確保できそう。広島空港には出発の2時間前に着く予定だが、サイクリング時間の延長や、バスや電車に遅れが出た場合、後発の全日空ANA688便や、新尾道駅から新幹線で帰京することになるかもしれない。

「手ぶらで行くしまなみ海道サイクリングの弾丸日帰り旅」は、1600km、15時間。往復のLCCチケットが合計1万2000円ほどで入手できれば、総額2万円前後で実現できそうだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る