排ガス試験で巧妙に作動、VW の違法ソフトウェアの中身

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フォルクスワーゲン ゴルフ米国仕様
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フォルクスワーゲングループが、米国の排出ガス試験に不正な手段を使って合格していた問題。同社の「不正な手段」の方法が、明らかになった。

フォルクスワーゲングループの問題の車両には、違法なソフトウェアが装着されていた。このソフトウェアは米国の排出ガステストの時、実際の排出ガス性能を擬装する設計だった。

一般的な排出ガス試験は、走行中のさまざまなパターンを想定。アクセルのオンとオフを繰り返し、排出ガス中の有害物質の濃度を測定する。

今回、明らかになった不正手段の方法によると、このソフトウェアは、アクセルの動きやスロットル開度などの情報から、排出ガステストを受けていることを察知。試験の時だけ、排出ガス浄化機能をフル稼働できる巧妙な仕掛けが施されたものだった。

その半面、通常の走行時の排出ガス浄化機能は、大幅に低下。米国EPA(環境保護局)によると、排出ガス中の有害物質のひとつ、NOx(窒素酸化物)は、最大で米国の排出ガス基準の40倍にも達するという。

まさに、米国の排出ガステストの内容を徹底研究し、米当局や消費者を欺くために開発されたソフトウェアといえる。海外の一部メディアは、「リコール(回収・無償修理)隠しよりも悪質」と報道。EPAが、「環境基準を逃れるために、不正な装置を使うことは違法であり、国民の健康に対する脅威」と、強い言葉でフォルクスワーゲンを非難しているのも、このためだろう。

《森脇稔》

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