日立、米国の自動運転プロジェクトで走行試験…市街地を想定

自動車 ビジネス 企業動向
日立オートモティブシステムズアメリカズ(Webサイト)
日立オートモティブシステムズアメリカズ(Webサイト) 全 1 枚 拡大写真

日立製作所は、米国ミシガン大学のモビリティ・トランスフォーメーション・センター(MTC)が今年7月に開設した自動運転車やコネクテッドカー走行実験プロジェクト「Mcity(エムシティ)」で、9月から市街地を想定した走行試験を開始した。

ミシガン大学アナーバー校のキャンパス内に位置する「Mcity」は、ミシガン大学MTC、ミシガン州運輸省が約1000万ドルを投じて約13万平方メートルの土地に、自動運転車やコネクテッドカーの走行実験を行うための施設を建設したもの。日立の北米統括会社の日立アメリカが会員として参画している。

施設では、自動運転車両が市街地走行時などで直面する複雑で様々な状況のシミュレーションが可能。信号機や標識などが設置されているほか、雪や氷などの過酷な路面状況を含め、実際の市街地に近い環境が再現されており、自動運転車両やコネクテッドカーの走行試験ができる。

日立グループはミシガン大学のMTCに参画し、「Mcity」での走行試験を推進することで、自動駐車システムをはじめ、車線変更・高度ブレーキ支援システムなどを含めた先進運転支援システムの走行試験を実施、自動運転技術の開発を加速するとともに、コネクテッドカーの開発も推進する。

日立グループは、自動運転技術の基盤となる先進運転支援システムを高度化し、自動車メーカーによる自動運転の実用化に貢献することで、自動車関連機器事業を強化する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
  3. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る