フォルクスワーゲングループが排出ガス試験を不正にクリアする目的で、車両に違法なソフトウェアを装着していた問題。同グループ傘下のシュコダにも、不正車両が存在することが分かった。
これは9月24日、シュコダが明らかにしたもの。同社は、「一部のシュコダ車に、違法なソフトウェアが装着されていた」と公表している。
シュコダの該当車両は、『ファビア』、『オクタビア』、『ルームスター』、『スペルブ』の4 車種。各車のディーゼルターボ「TDI」エンジン搭載車となる
また年式は、2009-2013年モデルが対象になる。なお、米国での該当車両は2009-2015年モデル。シュコダの不正車両も、フォルクスワーゲンの米国での該当車の年式とほぼ重なる。
フォルクスワーゲングループによると、全世界で最大およそ1100万台に、排出ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを搭載。このうち、フォルクスワーゲン乗用車ブランドがおよそ500万台。残るおよそ600万台が、アウディ、セアト、シュコダ、フォルクスワーゲン商用車の各ブランドと見られる。