新生「三菱重工メカトロシステムズ」が10月から発足…11月にはITS事業も移管

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三菱重工業は、油圧・機械と加速器事業を移管した「三菱重工メカトロシステムズ」(MHI-MS)が10月1日から新体制で営業を開始する。

MHI-MSは、三菱重工から承継した製品を一体運営することで、事業の拡大と安定化を図る。

MHI-MSはこれまで、自社で取り扱ってきた電気集じん装置、溶剤回収装置の事業を、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の集じん装置事業を担う新会社として同日付で発足するMHPSの100%出資子会社である三菱日立パワーシステムズ環境ソリューションに移管する。

また、11月1日には三菱重工のITS(高度道路情報システム)事業を承継する。

資本金は10億6000万円で、従業員数が約1280人。社長には現在、三菱重工の長島是常務取締役が就任する。

承継する事業のうち、油圧・機械は、油圧機器、甲板機械・デッキクレーン、試験装置、エアヒータ、加速器は中核製品である加速管、それらを搭載した装置・システムなどで構成する。

11月に承継するITS事業は有料道路料金収受システム、ETCシステム、交通管制システムなどで構成する。

MHI-MSは、機械・環境装置の設計・製作・アフターサービスを手掛ける会社としてスタートし、三菱重工グループ会社の再編を通じて、立体駐車場や鉄構装置へと事業領域を広げてきた。

今回の事業移管を機に、試験・検査装置や文化スポーツ施設への油圧技術活用や加速器技術を応用したシステム製品の開発・供給、ITS技術活用による立体駐車場や試験装置などの高度化に取り組み、市場深耕を目指す。

《レスポンス編集部》

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