【注目軽&コンパクト】個性派モデルで自分らしく、デザイン&キャラクターの魅力を探る

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【注目軽&コンパクト】個性派モデルで自分らしく、デザイン&キャラクターの魅力を探る
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買い物や送迎から、親子でのちょっとした「お出かけ」まで。取り回しに優れるコンパクトカーや軽自動車は、日常生活のさまざまなシーンで活躍する頼もしい存在。でも「道具としての魅力だけじゃ物足りない」と考える人も多いことだろう。

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というわけで今回は、ちょっとしたプラスアルファの魅力を備えた4台をピックアップ。軽自動車は先日デビューしたダイハツ『キャスト アクティバ』と発売以来、快進撃を続けているスズキ『ハスラー』。コンパクトカーでは好調なセールスを続けるマツダ『CX-3』、そしてマイナーチェンジを機に追加されたトヨタ『アクア X-URBAN』の2台。これらのデザインを比較してみることにしよう。

◆魅力は「ちょっとワイルド」なキャラクター

気がつけば、日本でもサイズの大小を問わずSUVが人気だ。以前はSUVというだけで珍しさもあったが、近年は「使い勝手のよい乗用車」として豊富な選択肢がそろい、さまざまなキャラクターを持つものが増えてきた。

今回チョイスした4車種はいずれも乗用車に感覚が近く、SUVと呼ぶにはちょっと違和感があるということで、もっぱら「クロスオーバーSUV」と表記されるカテゴリー。ちなみに欧米では、こうした車種を「CUV」と呼ぶ例が増えてきている。CUVとは「クロス・ユーティリティ・ビークル」を略したものだ。

言うなれば、通常のハッチバックやセダン、ワゴンとSUVの中間的存在で、ちょっとした悪路や悪天候時の走破性にも対応できるなど、幅広いシーンで頼もしい存在となれる車種ということになる。そしてオフロード感覚でドレスアップされた、個性的なスタイリングが魅力。オフロード感覚のスペシャリティカーと言ってもいいかもしれない。

◆安定感や安心感にアクティブなイメージをプラスした軽自動車

キャスト アクティバとハスラーは、それぞれ『ムーヴ』、『ワゴンR』をベースに開発されている。つまりどちらも素性は、軽クラスの主流となっているハイトワゴンと同じということ。

実際にキャスト アクティバ は『キャスト スタイル』と同じボディだが、エクステリアでは前後バンパーやランプ類、それにボディ側面のプロテクターなどでワイルドさを演出。台形のプロポーションが安定感のあるどっしりした印象を与えつつ、アクティブなイメージにしているわけだ。

一方ハスラーは、ワゴンRとはまったく異なったスタイリングのボディを与えられている。Aピラーの角度も垂直に近づけられ、全体的に「箱っぽい」プロポーションになった。ただしウィンドウグラフィックやキャラクターラインなどのディテールの表現で前進感や躍動感を持たせている。

インテリアでは、この2台は好対照を見せる。特に象徴的なのはインパネの造形だ。キャスト アクティバはキャスト スタイルと基本的に同じインパネを用いるが、助手席前方の収納スペースやエアアウトレットまわりの意匠を変更。左右方向へのワイド感を強めることで、ダイナミックさを強調した。

ハスラーのインパネは、キャスト アクティバと同じく左右方向の水平な線の流れを強調しつつも、極太のカラーパネルが、頑丈そうなイメージを与える。センタークラスターが、まるで丸太にぶら下がっているアウトドアツールのような造形となっているのもタフネスさを感じさせる演出となっている。

◆余裕とさりげなさが魅力のコンパクトカー

CX-3とアクア X-URBANはどちらも、純然たるハッチバックのプロポーションを持つ。CX-3のボディは『デミオ』とは大きく異なっているものの、ホイールベースとインテリアは共通。アクア X-URBANは見た目からも、アクアのグレードのひとつということが理解できる。

両車に共通しているのは、どちらもオーソドックスなハッチバックをベースにして「都市型」のキャラクターを強調しているということだ。SUVっぽいのに都市型とは矛盾しているようにも感じられるが、これこそが「クロスオーバー」の魅力。

2車ともエクステリアはまさしく「普通車とSUVの中間」というスタイリングで「ハッチバックに、SUVのような遊び心や冒険心をプラスしたもの」と捉えればよい。

CX-3はデミオよりアグレッシブな印象ではあるが、オフローダーのような野性味よりも筋肉の逞しさを感じさせる。ホイールアーチ全体に樹脂製プロテクターが装着されていることも、ワイルドな印象に繋がっている。

アクア X-URBANはアクアのドレスアップバージョンにも見える。しかしホイールの大径化によって最低地上高が20mmアップし、実際の走破性能も向上しているという点は見逃せないポイントだ。けっして見た目を飾り立てただけではなく、クロスオーバーとしての要素をドレスアップにもフル活用したと言えばいいだろうか。

ボディ下部をぐるりと取り囲むバンパースポイラーとサイドマッドガード、それにルーフモールは基本的にブロンズカラーで、鮮やかなオレンジとブルーに変更できるというのが注目点。遊び心を表現した、ワンポイントのアクセントとしているわけだ。

インテリアはいずれも、ベースモデルと変わらないことが親しみやすさに繋がっている。パッケージングデザインはベース車を踏襲しながら、タイヤの大径化によってドライバーの視点がわずかに上昇しているのは取り回し性の向上にも貢献している。

アクアX-URBANでは助手席前方やシートのステッチ、パイピング等にアクセントカラーとしてシルバーが採用され、これはオレンジに変更することも可能。外観同様にちょっとしたオシャレ感覚と遊び心、それに「ベースモデルとは違う」ということをさりげなく主張するポイントだ。

◆使用シーンごとに異なる魅力

こうして見ると軽自動車とコンパクトカーは一長一短。結局のところ、いずれも乗用車としての使い勝手は申し分なく、それぞれに光るポイントが異なっていることがわかる。CX-3とアクア X-URBANの運転感覚はハッチバックそのもので、しかも全高はそれぞれ1550mm、1490mmに抑えられ、ほとんどの立体駐車場を問題なく使うことができる。このさりげなさが魅力だ。

いっぽうハスラーとキャスト アクティバは1665mm、1630mmで、使える立体駐車場は限られてしまう。それに乗車定員が4人ということがネックとなる場合もあるだろう。反面、軽自動車はホイールサイズが小さいおかげで小回り性能に優れる。

SUVらしいスタイリングも、アップライトな着座姿勢のために室内高が必要という必然に従ったもので、たんなる「見た目の雰囲気」だけではない。結局のところ4車はどれも「普段使いの乗用車」としてなんら問題なく、あとはライフスタイルやルックスの好みに合わせて選択すればいいということになる。

多人数で乗ることがほとんどなく、また遠出もあまりしないということなら軽2車の取り回しの良さが光る。逆に、友人たちを乗せてアウトドアレジャーに出かけたいという人なら、動力性能や荷室容積に余裕のあるコンパクト2車が魅力的に感じられるはずだ。

スタイリング面での選択を考えると、個性的でスペシャリティ感覚の強いスタイリングに魅力を感じるならハスラーかCX-3。さりげないけれども、ちょっとワイルドで遊び心を感じるものが欲しいというならキャスト アクティバ、そしてアクア X-URBANが有力候補となるだろう。

《古庄 速人》

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