トヨタ自動車は10月1日、一部改良した『クラウン』を発売した。ITS専用周波数を活用した安全装備を世界初採用したのを始め、外観デザインの変更、2リットル直噴ターボエンジン搭載車を追加したのが特徴。
トヨタの吉田守孝専務役員は同日、都内で開いた発表会で報道陣の囲み取材に応じ、「クラウンは日本を代表する車であるということから、この車を大事にしようということであえてビッグマイナーチェンジにした」と、今回の改良の背景を語った。
さらに「やはりレクサスが強くなっている、あるいは欧州ブランドが非常に強い。そういう中で、クラウンは日本発信の日本のお客様のための高級車という特徴や、その位置づけをより強化していきたいということで、今回のマイナーチェンジで力を入れた」とも話した。
また「ディーラーや実際のお客様の反応としては2リットルターボの走りであるとか、あるいはアスリートのデザインについては比較的、従来のクラウンよりも若いお客様からいい感触が出ているので、期待をしている」と述べた。