【エヌプラス15】日産アーク、自慢の分析・解析技術を自動車分野以外へ拡大

自動車 ビジネス 企業動向
日産アークのブース
日産アークのブース 全 1 枚 拡大写真

新たな価値をプラスする材料と技術の展示会「エヌプラス」に今回初出展したのが日産自動車の100%子会社、日産アークだ。同社は材料の分析・解析を専門に行う会社で、日産テクニカルセンター内に本社を構える。

「今回展示会では当社が行っている主な分析・解析技術をパネルで紹介しています」と同社関係者。ブース内にはリチウムイオン二次電池総合解析をはじめ、プラスチック部材の破損解析、化学発光分析を用いた高分子材料の劣化解析、樹脂材料の溶着接合部解析、材料の気持ちがわかるアコーステック・エミッション解析など10枚ほどのパネルが並んでいた。

特に同社関係者が熱心に説明したのがリチウムイオン二次電池総合解析で、『リーフ』に搭載している電池の分析をすべて行ったという。そして、その分析ラインナップは70にも及ぶそうだ。

また、同社は「製造現場のためのエンジリアリングサービス」というユニークなサービスを行っている。これはこれまでの材料の分析・解析技術のノウハウと専門知識を活かし、製品の品質を支援するために、オンサイト分析とオフサイト分析のトータルでサポートサービスをするというものだ。

「現在、他の自動車メーカーからの依頼も増え、これまでに自動車業界を中心に数百社から依頼がありました。しかし、知名度はまだまだで、もっと知ってもらおうということでこの展示会に初出展しました」と同社関係者は言葉に力を込める。今後は医療、食品などの業界にも広げていきたい考えだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  3. ホンダのアドベンチャー・スクーター『ADV160』とその実力は?…10月のモーターサイクル記事ベスト5
  4. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る