【EVEX15】高校生が手づくりしたEV、四輪駆動で車いす仕様…米沢工業高校

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米沢工業高校の高校生が製作したEV
米沢工業高校の高校生が製作したEV 全 4 枚 拡大写真

山形県立米沢工業高校はEV関連の展示会「EVEX」にユニークなEVを出品した。高校生が一から手づくりしたもので、設計から5年、製作を開始してから3年かけてようやく完成させた。関わった高校生は延べ50人に上るという。

【画像全4枚】

実は同校がEVを開発したのはこの車で2台目。開発したのにはこんなエピソードがあった。1号機の完成披露会を行っていた時、ある老夫婦から「この電気自動車、売るんですか」と聞かれた。それに対し、この車は高校生がつくった車で売ることは考えていないと説明。さらに事情を聞くと、小さなEVがほしくて探しているとのことだった。そこで、もっと実用的で、お年寄りにも乗りやすい車をつくろうと2号機の開発が始まったそうだ。

そして完成したEVは全長2480mm、全幅1170mm、全高1550mmで、車両重量が480kg。鉛バッテリーを搭載し、8時間の充電で約40kmの走行が可能だ。最高速度は45km/h。雪深い米沢市内を走れるようにインホイールモーターの四輪駆動で、前後2人乗り。後ろの座席は車いす仕様になっている。

ドアは乗り降りしやすいように観音開きで、キーはない。その代わりにスマートフォンをかざしてドアの施錠解除を行う。「安全性も大事なので、骨組みだけの車をもう1台つくって衝突実験も行いました」と製作を担当した高校生は話す。その高校生はEVをつくりたくて同校に入学したそうだ。

今年の冬に校内で雪道での走行テストを行い、改良を行ったうえでナンバーを取得する予定だ。「これから内装や配線などをしっかりつくり込まなければいけないので、まだまだやることが多いです」と同校の教師は話していた。

《山田清志》

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