【東京モーターショー15】PS3から抜け出たコンセプトカー…日産 2020 ビジョングランツーリスモ

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ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ
ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ 全 8 枚 拡大写真

日産は、東京モーターショー2015に、プレイステーション3専用ソフト、グランツーリスモ6のビジョングランツーリスモプロジェクトの一環として制作したコンセプトカー、『コンセプト2020ビジョングランツーリスモ』を展示する。

ビジョングランツーリスモとは、グランツーリスモシリーズの15周年を記念して立ち上げた企画で、全世界30社程がこの企画に参加している。

「このコンセプトカーは、日産がハイパフォーマンスカーの分野で2020年を想定し、あらゆるビジョンを具現化したものだ」とは、日産グローバルデザイン本部プロダクトデザイン部デザイン・ダイレクターの大月圭介氏の弁。

実際のデザイン開発では、「スーパーカーをデザインするということで、非常にワクワクした。日産のDNAのひとつであるハイパフォーマンスカーをデザイン出来るのは、エキサイティングな経験だった」と大月氏。デザイン決定は、日産内でデザインコンペを行い、ロンドンのデザインヨーロッパの案が採用された。

その案に、日産の若手エンジニアが加わり、「特に空力に関しての技術的フィードバックを加え、リアルな形に仕上げていった」という。

具体的には、「高速度領域での走行を想定し、空力シミュレーションを実施。特にアンダーフロアや、リアウイング、内部流などをシミュレーションし検討。その結果をデザインにフィードバックしている。パフォーマンスはV6ツインターボにプラスして、ハイブリッドシステムの4WDを想定している」と大月氏。

これらは、「空力的に洗練されたハイパフォーマンスカーをゲームの上で楽しんでもらえる設定となっている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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