マツダ小飼社長、トヨタとの協業は「長期的なテーマ中心に」

自動車 ビジネス 企業動向
提携を発表した豊田トヨタ社長と小飼マツダ社長(2015年5月)
提携を発表した豊田トヨタ社長と小飼マツダ社長(2015年5月) 全 2 枚 拡大写真

マツダの小飼雅道社長は10月6日、都内の中央大学後楽園キャンパスで、「No Car,No Life!今、私が伝えたいこと」をテーマに授業を行った。日本自動車工業会による自動車各社首脳の出張授業の一環。

【画像全2枚】

授業の質疑のなかで、学生からトヨタ自動車との提携の狙いを聞かれた小飼社長は「トヨタさんはわれわれにない文化、商品、技術をもっておられる。部分的にはなるが、一緒に仕事をすることで、井の中の蛙にならないようにしたい」と述べた。

企業規模の異なるトヨタとの提携がもたらす懸念については、「マツダのアイデンティティーがなくなるとの指摘もあるようだが、そんなことは絶対にない。(協業による)人材の育成といった成果にも期待している」と語った。

また、今後の提携の進め方については「来年には協業テーマを発表するが、長期的な話になる。あまり短期的な成果は求めていない」と述べ、基礎技術分野も含む長期の協力関係の構築に意欲を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る