太田昭宏国土交通相は10月6日の閣議後会見で、フォルクスワーゲンの排ガス不正への対応で、2018年度までに導入予定だった不正ソフトの使用禁止措置について「前倒しを検討していく」と述べた。
太田国交相は、「まず個人輸入されたディーゼル車で不正ソフトが組み込まれている車両を特定し、ソフトの書き換え等の対応を検討する」と述べたほか、「欧米の検査方法見直しの検討状況を踏まえ、現在の台上検査だけで適切な検査ができるか、十分検討していきたい」と述べた。
国交相はさらに、フォルクスワーゲン以外のメーカーも含め、国内で販売されたディーゼル車について「実走行時の排出ガスのサンプリング調査を実施することなどを検討したい」と述べた。