中越パルプ工業の貨物列車、「休止」で姿消す…トラック輸送に
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同社二塚製造部は、砺波製紙の工場として1956(昭和31)年に建設され、新聞用紙や出版用紙などをつくる工場として現在も1日生産量620トン規模で稼動している。
この工場からの出荷貨物は、二塚駅まで同社貨物線を伝って運ばれ、JRの城端線や北陸線を介して各地へ運ばれていたが、「二塚駅を発着する貨物列車の輸送体系の変更にともない休止に至った。現在、出荷貨物はトラックで高岡貨物駅まで運び、その先は鉄道で東京圏・名古屋圏・大阪圏などへ向かう」と同社はいう。
この製紙工場に出入りする貨物列車は、北陸新幹線金沢~長野間開業と同じタイミングで臨時列車化され、その半年後に消滅したかたち。同時に、二塚駅のひと駅北側に北陸新幹線と城端線が接続する新高岡駅が開業した。同社は「あくまで休止なので、貨物線の線路や車両などの今後については未定」とも話していた。
《レスポンス編集部》