ドイツの高級スポーツカー、ポルシェは10月7日、改良新型『911カレラ4』および『911タルガ4』を発表した。
ポルシェは9月、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー15において、『911カレラ』の改良新型モデルを初公開。RR駆動の同車に続いて、4WDの911カレラ4と911タルガ4にも、改良新型モデルが登場した。
内外装は、911カレラに準じた変更を実施。フロントに新デザインのヘッドライトやバンパー、LEDデイタイムランニングライトを採用。リアは、エンジンカバーやテールランプ、バンパーが新しい。ボディサイドでは、アルミホイールやドアハンドルのデザインを改める。室内には、新デザインのステアリングホイールを装着。これは世界限定918台が完売したPHVスーパーカー、『918スパイダー』のものを、ベースにした。
パワートレインは、ダウンサイジングの新開発ターボエンジンを911カレラに続いて搭載。従来の自然吸気の3.4リットル(911カレラ4と911タルガ4)および3.8リットル(『911カレラ4S』と『911タルガ4S』)水平対向6気筒を、3.0リットル水平対向6気筒ツインターボに置き換えた。
スペックは911カレラ4/タルガ4用が、最大出力370hp、最大トルク45.9kgm、911カレラ4S/タルガ4S用が最大出力420hp、最大トルク51kgm。動力性能はPDKの「スポーツクロノパッケージ」の場合、911カレラ4が0‐100km/h加速4.1秒、911カレラ4Sが0‐100km/h加速3.8秒。最高速は、最も速いモデルで305km/hと公表されている。