【PR】自動車開発現場にもIT化の大波、ものづくり革新進む…仮想化とハイブリッド・クラウドを実現する「EMC VSPEX BLUE」

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ソフトウェア開発は、自動車業界においても重要な役割を担っている。一方で開発環境の構築や運用、管理の手間が多く、システム担当者の大きな負荷となっている。そこで注目されているのがクラウドであるが、特に自動車関連の開発は機密性の高いものが多く、パブリッククラウドは適さない。しかし、社内にプライベートクラウドを構築することも、さまざまな意味でハードルが高い。

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そこで有効な現実解となるのが、EMCの提供する仮想化アプライアンス(特定の機能や用途に特化した専用機器)「VSPEX BLUE」だ。VSPEX BLUEの最大の特長は、その導入の容易さにある。電源を入れてからわずか15分で仮想サーバを立ち上げることができ、さらにハイパー統合型(HCI:Hyper Converged Infrastructure)アプライアンスのため拡張性や柔軟性が高いことも特長だ。今回、「VSPEX BLUE」について、パートナーSE部 プリンシパル システムズ エンジニアの三保尚澄氏とマーケティング本部マーケティングマネージャーの梶伸次氏の両名にお話をうかがった。

◆自動車業界でもハイブリッドクラウド導入の動き

自動車のIT化にともない、自動車業界でもソフトウェア開発が必須のものとなってきている。しかし、その開発環境はオンプレミス(自社設備内導入)の物理環境が一般的だ。自動車業界でも開発のスピードアップは著しく、ソフトウェア開発は複数のプロジェクトが同時に進行することも珍しくなくなった。またテスト用や検証用などの環境も必要となるため、開発環境には拡張性と柔軟性が求められる。一方で、開発中のソフトウェアは機密性の高いものであり、同時にサイバーセキュリティも求められる。こうした要件を満たす開発環境を維持、運用していくことは人的にもコスト的にも負担が大きい。

最近ではクラウドが普及してきたこともあり、開発環境をクラウドに移行するケースも増えている。クラウドサービスであれば、安価な初期費用で開発環境を整えることができ、またIaaS(Infrastructure as a Service)と呼ばれるサービスではサーバを自由に追加したり削除することができる。必要に応じた最小限のリソースで環境を維持していけるため、無駄を省いてコストを最適化でき、システムの管理、運用はクラウドサービス側が行うため、システムの維持が負担にならない。

ただし、こうしたクラウドサービスにもセキュリティの懸念がある。一例を挙げると、Googleが提供するGCP(Google Cloud Platform)などデータセンターが日本国内になく、米国のものを利用するパブリッククラウドサービスでは、何らかの問題が発生したときに米国の規則によってストレージの中身を全て見られてしまう。また、クラウドサービスはデータの転送量で価格が決められており、一定以上のトラフィックになるとコストがかさみ、オンプレミスの方が安価になるという逆転現象も見られる。スケーラビリティに優れ便利な反面、悩ましい問題も多いといえる。

そこで注目を集めているのが、「ハイブリッドクラウド」という考え方だ。これは、社内に閉じたクラウド環境(プライベートクラウド)を構築して開発などを行い、外部に出してもいいような機密性の低いシステムについてはパブリッククラウドを活用するというスタイルだ。これにより、セキュリティを担保した上で拡張性と柔軟性を活かし、さらにコストの最適化も見込める。残る課題は、プライベートクラウドの構築と管理、運用である。

◆EMCの「VSPEX BLUE」は、ストレージにサーバSANを使用するHCI

クラウドとはいえ、プライベートクラウドを構築することは、仮想化というレイヤー(層)が追加される分、従来の物理環境の構築よりもスキルが求められる。そこでよく導入されるのがアプライアンスだ。アプライアンスとは、必要な機器をひとつの「箱」に納めたもの。そのため構築の手間がなく、導入しやすいことが特長となっている。EMCが2015年4月に発売した「VSPEX BLUE」も、仮想化アプライアンス製品である。

EMCの「VSPEX BLUE」は、次世代仮想化アプライアンスともいえるいくつかの特長がある。ひとつは、EMCがアプライアンスを製作している点だ。通常、アプライアンスというとSIer(システムインテグレータ)がアプライアンスに必要な機能を持つ製品をそれぞれ選択し、組み合わせて動作検証を行った上で販売される。しかし「VSPEX BLUE」は、EMCが各機能の製品を組み合わせ、動作検証まで行っている。「今はメーカー同士が協力しあい、検証する時代です。そのため、SIerの役割も変わり、提供されるサービスも大きく変わってきています」(梶氏)。

もうひとつの特長は、ハイパー統合型(HCI)というインフラを採用している点だ。HCIはデータセンター構築の概念で、従来型(トラディショナル・インフラ)では、サーバ、ストレージ、ネットワーク、仮想化といった要素を個別に調達していた。それが垂直統合型(CI:Converged Infrastructure)に進化した。CIとHCIの違いはストレージにある。従来型やCIが専用ストレージを採用していたのに対し、HCIではサーバSAN(Storage Area Network)を採用している。専用のストレージを持たず、複数のノードを束ねて仮想的にストレージを使用するわけだ。

このHCIは急速に市場が拡大しており、2014年は3億7000万ドル規模だが、2019年には39億ドルに成長するとみられている。HCIの最大のメリットは、サービスのリクエストから提供開始までの期間が短いことだ。従来型では設計、計画、調達、組み上げ、プロビジョン(準備)、テスト、展開というステップが必要だったが、CIでは計画、調達、プロビジョン、テスト、展開のステップに短縮される。HCIではさらにプロビジョンとテストすらも不要になる。

アプライアンスであるため導入が容易であることも特長のひとつだが、特に「VSPEX BLUE」は仮想化にEMCの傘下であるVMwareを採用している。「VMware EVO:RAIL」をベースとすることで、電源を入れてから仮想マシンのプロビジョニングまで、わずか15分で完了する。

「VMware EVO:RAIL」は、1ノードあたりCPUに6コア×2のDual Intel E5(2.1GHz)、192GBのRAM、400GBのSSD、1.2TB×3を搭載する。これが4ノード搭載される。ネットワークは10Gbpsのイーサポートを2つ備える。スケールアウトは「VSPEX BLUE」の増設によって行い、最大8アプライアンス(32ノード)まで拡張可能だ。「このため、相当数のVDI(仮想デスクトップ)を使用しても、I/Oがボトルネックになることを避けられます」(三保氏)。

◆将来的に「VSPEX BLUE」を車載するという可能性も

さらに「VSPEX BLUE」の特長として挙げられるのが、EMCの保守網によるリモートサポートを利用できることだ。EMC1社でアプライアンスを製作しているため、一元保守が可能となる。また、独自のマーケット「VSPEX BLUEマーケット」も利用できる。これはアップルの「AppStore」やGoogleの「GooglePlay」のように、独自の機能追加を行えるというものだ。さらに、VMwareにアドオンできる機能は「VSPEX BLUE」にも追加できる。「たとえば、バックアップ機能を追加することもできるようになります。これは無限の可能性を秘めているサービスといえるでしょう」(三保氏)。

このように多くの特徴を持つ「VSPEX BLUE」は、管理や運用の容易さ、SIerが間に入らないシンプルさによって開発を加速し、結果的にビジネスを加速することが可能になる。特に、要件の多い業種では負荷を大きく減らすことができるという。中堅企業で使用するほか、大企業の事業部、部署単位で導入することも有効だ。実際に米国では、「VSPEX BLUE」の導入によって運用コストを大きく下げることに成功した製造業の事例もあるという。

特に、サイクルを早く回せるため、開発に経営層や営業部などの意見を取り入れることも容易になる。これにより、いわゆる「DevOps(開発と運用の連携)」を実現できるとしている。梶氏によると、「「VSPEX BLUE」が進化することで車載システムとして活用することも将来的には可能」だという。「VSPEX BLUE」によって自動車の膨大なセンサ情報をビッグデータとしてリアルタイムに分析し、ドライバーに有用な情報をリアルタイムに提供するといったことも夢ではない。「VSPEX BLUE」は、単なるハイブリッドクラウドのための仮想化アプライアンスにとどまらない、大きな可能性を秘めている。

《吉澤 亨史》

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