【新聞ウォッチ】独検察当局、VW本社などを捜索…不正ソフト関連書類などを押収

モータースポーツ/エンタメ 出版物
フォルクスワーゲンのドイツ本社
フォルクスワーゲンのドイツ本社 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年10月9日付

●VW本社捜索、独検察(読売・1面)

●改造内閣支持上昇46%本社世論調査TPP「評価」59%(読売 ・1面)

●新「ヨタハチ」小さく軽く(読売・10面)

●エコで楽しい次世代カー、東京モーターショー29日から(朝日・10面)

●「イスラム国」車列トヨタが並ぶ、米財務省が情報提供要請、法人「広範囲な調査に協力」(産経・8面)

●LCC新ターミナル、中部空港、訪日客急増で(日経・1面)

●車部品関税、15年で全廃、TPP日米協議、エンジン・変速機即時(日経・5面)

●スズキ、インドでHV、高めの価格帯狙う(日経・11面)

●中国販売、日産が2.9%増、9月の新車(日経・11面)

●マツダ、4万台リコール、3車種(日経・38面)

ひとくちコメント

ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)の不正ソフトによる排ガス規制逃れ問題で、ドイツの検察当局が、北部ウォルフスブルクにあるVW本社などを捜索したという。

検察当局が発表したもので、きょうの各紙が大きく報じている。それによると、捜索の手は本社のほか、社員の住宅などにも及び、パソコンのデータなど排ガス規制逃れに関する資料を押収したもよう。

不正に関与した社員を特定するのが目的で、検察当局は詐欺容疑でVW幹部らを捜査しており、経営陣が不正に直接的な役割を果たしたのかどうか、事態の全容解明を進めるとみられている。

一方で、米国議会では公聴会がワシントンで開かれ、フォルクスワーゲンの幹部が謝罪したうえで、「会社としての判断ではない。何人かのエンジニアが判断して決めたものだ」と繰り返し述べて、組織ぐるみの不正ではないことを強調したそうだ。

また、「データの問題を知ったのは去年春だが、原因がソフトウエアだと知ったのは9月3日だ」とも説明したそうだ。

VWの不正問題が発覚してから間もなく3週間。メディア報道はやや下火になったとはいえ、対象車種の修理も終了するまでに数年かかる見通しであるほか、米公聴会での幹部の「組織ぐるみの関与」を否定する発言も飛び出すなど、闇に包まれた部分も多く全容解明にはしばらく時間がかかりそうだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る