落下物原因の死亡事故、トラック運転者を書類送検

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今年3月、石川県能美市内の北陸自動車道で、路上の落下物を避けようとしたクルマに対して後続車2台が追突し、乳児が死亡した事故について、石川県警は5日、積荷を荷台から落下させたトラックの運転者を書類送検した。

石川県警・高速隊によると、問題の事故は2015年3月28日の午後1時15分ごろ発生している。能美市山口町付近の北陸自動車道下り線(片側2車線の直線区間)で、第2車線を塞ぐような状態で落ちていたスチール製の棚に気づいて急ブレーキを掛けた乗用車に対し、後ろから進行してきたトラックが追突。乗用車は第1車線側に弾き飛ばされたが、さらに後ろから進行してきた軽乗用車も追突するなど、車両3台が関係する多重衝突に発展し、乗用車に同乗していた生後2か月の男児が死亡。運転者ら2人が軽傷を負った。

警察が棚を落としたトラックの特定を進めていたところ、富山県富山市内に在住する60歳代の男から「積荷が無くなった」という通報があり、最終的にこのトラックから落下したことが確認された。

警察では積荷の固定方法に問題があり、荷台から落下させ、結果的に事故を誘発したと判断。トラック運転者の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検している。

《石田真一》

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