日立オートモティブシステムズは、日産自動車が8月に中国で販売開始した新型『ムラーノ ハイブリッド』向けに、高出力リチウムイオン電池パックが採用されたと発表した。
新型ムラーノ ハイブリッドに採用されたリチウムイオン電池パックは、日立オートモティブシステムズのグループ会社である日立ビークルエナジーが製造する円筒形電池セルを複数搭載した電池モジュールや、BMS(電池制御システム)などを一つの筐体に収納したもの。
世界的に環境規制が強化される中で、ハイブリッド車をはじめとする電動車両の普及が見込まれる。日立オートモティブシステムズは、1999年に電動車両用リチウムイオン電池を商品化、これまでハイブリッド車向けに、累計650万セル以上、電動車両台数約16万台相当のリチウムイオン電池を市場に供給してきた。