【MotoGP 日本GP】中須賀は予選15番手「想定上の出来、ポイント圏内でフィニッシュを」

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中須賀克行
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2015年のMotoGP世界選手権第15戦日本グランプリ。Yamaha Factory Racing Teamでスポット参戦している中須賀克行は予選15番手だった。

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昨日のフリー走行後の囲み取材では「1分46秒前半が目標」と語っていたが、フリー走行3回目では早くも1分46秒280をマーク。そのまま午後の予選でもタイムを更新していき、1回目のアタックでは1分45秒751を記録。暫定ではあるが2番手につけ、一時はQ2進出も実現かと思われた。しかし、残り5分を切ったところからライバルたちも本格的にペースアップ。中須賀も負けじと2回目のアタックも果敢に攻めていき、1分45秒496を記録するが、わずか0.2秒届かず5番手。Q2進出は果たせなかった。しかし、順位以上にタイムが想定を大きく上回ったことに手応えを感じていた。

「昨日の転倒で、自分の中でもスイッチが入りました。今日のタイムは自分も驚いているし、チームスタッフも想定していなかった出来でした。あと、45秒台に入れてくるとロッシやロレンソの走りも少しだけですが垣間見ることができた気がします。今年は速いライダーも多くて今まで以上に上位に行くのが大変。その分、入賞圏内となる15位以内に入るのは相当価値があることだと思っています。そこを目指して全力で頑張ります」

1分45秒台に入ったことによって、新たな手応えとライディングの感覚を掴み始めている中須賀。コメントにもあった通り、今年は特に上位陣のレベルが高く、レースで順位を上げていくことは簡単ではないかもしれないが、「全日本王者ここにあり」という走りを期待したい。

《吉田 知弘》

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