学生200人がダートコースを駆けぬける…14大学参加の6時間耐久レース開催

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第19回 関東学生対抗軽自動車6時間耐久レース
第19回 関東学生対抗軽自動車6時間耐久レース 全 31 枚 拡大写真

10月11日・12日、長野県長野市のスポーツランド信州にて「第19回 関東学生対抗自動車6時間耐久レース」が開催された。

このイベントを主催するのは全国の大学の自動車部が加盟する全日本学生自動車連盟の関東支部だ。今回のイベントには、立教大学、慶應義塾大学、中央大学、東海大学、防衛大学校、亜細亜大学、駒沢大学、青山学院大学、関東学院大学、専修大学、成城大学、明治大学、東京農業大学、神奈川工科大学といった関東の14大学が参加。チームは26、ドライバー登録は実に197名を数える。年に一度の関東支部きっての大きな恒例イベントだ。

コースであるスポーツランド信州は、1周約1.8kmのきついアップダウンのダートコース。ここをNAエンジン(多連スロットル禁止)の軽自動車で走る。パワートレインに手を加えることは禁止されており、改造はロールバーや4点式シートベルト装着など安全面中心の最低限度のものだ。

晴天に恵まれた12日の朝8時に学生たちの耐久レースはスタートした。前日に降った雨により、路面はやや湿った状態であるが、スリッピーと言うほどではなく、上々のコンディション。26台のドライバーは、初めて耐久レースに参加する1年生からベテランの4年生までが混じる。そのため狭いコースではあるが、あちこちで抜きつ抜かれつのバトルが繰り広げられたのだ。

レースは一軍扱いとなる「加盟校の部」13チームと、その他の「学生一般の部」13チームの2部構成。序盤のレースをリードしたのは、慶応義塾大学Aチームと東海大学Bチームであった。しかしレース中盤になると車両の故障(オーバーヒートやドライブシャフト破損、排気ガスもれなど)や転倒クラッシュなどが多発。ピットで長時間の修理を行うチームが増えてくる。終盤になるとコースをコンスタントに走り続けるチームは約半数に減っていた。

その結果、トラブルなく走りきった亜細亜大学Aチームが147周で「加盟校の部」優勝。「学生一般の部」は136周の慶應義塾大学Bチームが優勝に。26台の出走中、チェッカーを受けることができたのは16チーム。リタイヤ7チーム、失格3チーム(転倒2チームを含む)という結果に。亜細亜大学は、19回目を迎えたこのイベントで優勝するのは初めて。「うちの大学はこのイベントに1年をかけて準備してきました。1年生から4年生まで一丸となってできたのがよかった」と監督。また、ゴール後は、ピットのあちこちで涙をぬぐう選手を数多く見ることができた。

●加盟校の部
1位 亜細亜大学A 147周
2位 東京農業大学 だいこん 142周
3位 成城大学 116周
4位 青山学院大学 Aチーム 114周
5位 明治大学 チームがき1 98周

●学生一般の部
1位 慶応義塾大学Bチーム 136周
2位 東海大学B 135周
3位 神奈川工科大学 130周

《鈴木ケンイチ》

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