ホンダ池会長、歩行アシスト「歩く喜びを取り戻してもらいたい」

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ホンダの池史彦会長(左)と日本品質保証機構の小林憲明理事長
ホンダの池史彦会長(左)と日本品質保証機構の小林憲明理事長 全 3 枚 拡大写真
ホンダの池史彦会長は、国際安全規格「ISO13482」を取得した「Honda歩行アシスト」について「世の中にお役に立てる身近な技術を開発したいという考えの基にさまざまな角度から検討してきた」と述べた。

ホンダが歩行アシストの開発を始めたのは1999年、ヒューマノイドロボット「アシモ」の派生研究としてだった。その時に開発陣の中でこんな話が持ち上がったそうだ。

開発メンバーの家族が外出先のトイレで立ち上がることができなくなり、その後外に出るのが億劫になって寝たきりになってしまったというのだ。そこで、脚力の弱った人をなんとか助けたいと歩行アシストの開発が始まり、歩行理論の学習や快適な装着を目指して開発を進めてきたという。

話によると、最初に開発されたものは16kgもあり、とても身につけて歩行するというものではなかったそうだ。それが、今では2.7kgにまで軽量化された。「ホンダ歩行アシストを通じて、一人でも多くの方々に再びご自身の力で立ち上がって歩くという、歩く喜びを取り戻してもらいたい」と池会長は話していた。

《山田清志》

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