あなたのスマホにも入ってるかも…シェア75%のボッシュのセンサー、進化の鍵は「省電力化」

自動車 ビジネス 企業動向
ボッシュのマイクロメカニカルセンサー(MEMS)
ボッシュのマイクロメカニカルセンサー(MEMS) 全 9 枚 拡大写真

シュツットガルト郊外のレニンゲンに設立されたボッシュの新研究センターが特に注力する分野として位置づけているのがマイクロメカニカルセンサー(MEMS)だ。いまやスマートフォンだけでなく、腕時計やライフログバンドなどのウェアラブル端末、あるいはIoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)のチップにも各種のセンサーが埋め込まれるまでに小型化・高精度化・省電力化が進んでいる。

【画像全9枚】

このうち、もっとも重視されているMEMSの省電力化という研究課題では3つの点からアプローチが試みられている。

まず1つめは「環境圧力の変化や振動、温度変化からのエネルギー収穫」。例えば腕時計などは加速度センサーから発電した微細なエネルギーをため込んで電池にため込んでいるが、より高精度かつ小さな変化からもエネルギーを集めるための試みに取り組んでいる。

2つめは、「必要な時にだけ必要なデータを収集するセンサープログラム」。バッテリーの容量が限られるなかで、常時センサーを起動していればあっという間に尽きてしまうというのは自明の理。たとえばスマートフォンが置かれている時はセンサーを休止して、持ち上げられたということを一瞬で判別してセンサーを駆動するといったプログラムの精緻化を進めている。

そして3つめは「センサー自体の省エネ化」。ボッシュではエネルギー効率に世界でもっとも優れた部類の加速度/ヨーレート(ジャイロ)一体型センサー「BMI160」を開発。サイズは2.5 x 3.0 x 0.8mmという超小型・高精度センサーながら、フル駆動時の消費電力は950mAに抑え、「標準的な市販品の半分程度の商品電力」(説明員)だという。

「現在世界で売られているスマートフォンの4分の3は当社のセンサーが搭載されており、IoTのさらなる進展は、ボッシュのMEMS関連事業は今後も非常に有望」(説明員)と見ており、レニンゲン研究センターでは技術開発をさらに加速させる考えだという。

《北島友和》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』次期型はプレミアムSUVに進化!? RAV4、クラウンとの差別化どうなる?
  2. 次期スズキ『ソリオ』は“走り”で逆襲! 新世代HEV採用で2027年以降登場か?
  3. テインのスズキ『エブリイワゴン』向け車高調、ローダウン2モデル・リフトアップ1モデルを一挙発売
  4. スズキ『スペーシアカスタム』の快適性、ステアフィールを改善!テインのフルスペック車高調「フレックスZ」発売
  5. 【トヨタ RAV4 新型試乗】約270kmのドライブで気になったのは「わずか1点のみ」だった
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  4. ブリヂストンとNXタイロジスティクス、使用済みタイヤの資源循環などで覚書締結
  5. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
ランキングをもっと見る