東名高速と関越道接続で移動時間50分短縮…圏央道全通の効果まとめ

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東名高速から東北道までつながることによる圏央道のストック効果
東名高速から東北道までつながることによる圏央道のストック効果 全 3 枚 拡大写真

国土交通省は、10月31日に埼玉県内の圏央道が全線開通し東名高速から東北道までつながることによる圏央道のストック効果をまとめた。

東名高速から関越道がつながったことで、多くの自動車が、都心の渋滞を回避でき、時間短縮が図れる圏央道を利用している。東名高速~関越道間の乗り継ぎの場合、都心経由が約9割から約2割に減少、厚木IC~鶴ヶ島ICの場合、圏央道の開通で首都高速経由より約50分短縮できるようになった。

東名高速~東北道間の乗り継ぎは現在、約9割が都心を経由している。2016年4月から首都圏の高速道路が、整備重視の料金体系から利用重視の料金体系に整理されることに加え、今後、圏央道が東北道までつながることにより、圏央道の更なる利用が見込まれる。

また、東名高速と関越道がつながったことにより、群馬・埼玉方面から富士山・箱根エリアに訪れる車が約5割増加した。今後、圏央道が東関東道までつながると、成田空港と首都圏近郊の世界遺産など、訪日観光客が魅力を感じる観光地が高速道路で結ばれ、インバウンド観光の促進が見込まれるとしている。

圏央道沿線では、都心を通らずに広域移動ができる交通利便性の高さから、物流拠点や工場などの立地が進むなど、民間の投資が集中する見通し。圏央道沿線に立地した企業は、都心を通らず広域移動ができる交通利便性を活かして、生活に必要な製品や資材を早く・安く・確実に輸送できるとしている。

また、東名高速などの放射方向の高速道路で通行止が発生しても、圏央道を利用して迂回することで、一般道での渋滞を回避できる効果が見込まれる。

《レスポンス編集部》

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