エヴァに“新生”、山陽新幹線500系を公開…11月7日から運行

鉄道 企業動向
「エヴァンゲリオン」に似たデザインで装飾された山陽新幹線500系「500 TYPE EVA」。11月7日から新大阪~博多間で運行される。
「エヴァンゲリオン」に似たデザインで装飾された山陽新幹線500系「500 TYPE EVA」。11月7日から新大阪~博多間で運行される。 全 26 枚 拡大写真

JR西日本は10月19日、「エヴァンゲリオン」を模したデザインで装飾した500系電車「500 TYPE EVA」を博多総合車両所(福岡県那珂川町)で報道陣に公開した。11月7日から山陽新幹線の『こだま741・730号』で運用を開始する。

「500 TYPE EVA」は、山陽新幹線の全線開業40周年と、ロボットアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビ放映開始20周年を記念して行われる「新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト」の一環。「エヴァンゲリオン」のメカニックデザインを担当した山下いくとさんがデザインし、総監督の庵野秀明さんが監修した。JR西日本がコラボ企画を持ちかけたところ、山下さんが500系を好きだったこともあってか「とんとん拍子に話が進んだ」という。

「500 TYPE EVA」になったのは、山陽新幹線で運用されている500系7000番台のV2編成(8両)。「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するロボット「汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン初号機」に似たイメージで装飾され、編成両端の先頭部も「初号機」の顔に見えるようデザインされた。

車内は博多方の2両(1・2号車)が、「エヴァンゲリオン」の世界観を採り入れたデザインで改装された。1号車は「展示・体験ルーム」とし、全ての座席を撤去。「エヴァンゲリオン」の実物大コックピットやパネル、フォトスポット、ジオラマを設置した。2号車の「特別内装車」は、通路の床や座席の肘掛けなどに「エヴァンゲリオン」のロゴマークなどのデザインが施された。

3~8号車はとくに変更点はないが、3号車のデッキと客室の仕切りドアのみ「エヴァンゲリオン」のデザインロゴで装飾された。このほか、車内放送のチャイムでは「エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」のメロディが使われる。

「500 TYPE EVA」は11月7日から2017年3月まで、博多6時36分発~新大阪11時14分着の『こだま730号』と、新大阪11時32分発~博多16時07分着の『こだま741号』で運用される予定。ただし日によっては「500 TYPE EVA」を使用しない日もある。

2号車は普通車自由席として使用され、通常の切符で乗車できるが、1号車の「展示・体験ルームへの入室」と「実物大コックピット搭乗体験」は事前の予約が必要だ。今のところ土曜・休日はほぼ埋まっているが、平日は区間によっては空きがあるという。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る