エアバスは、国際ヨットレースの「アメリカズカップ」に挑戦する「ソフトバンク・チーム・ジャパン」に技術提供すると発表した。
エアバスは「イノべーション・パートナー」として、米国チーム「オラクル・チームUSA」にも技術提供しており、ソフトバンク・チーム・ジャパンが2社目となる。
ソフトバンク・チーム・ジャパンのチームCEO兼スキッパーのディーン・バーカー氏は「航空宇宙業界で豊富な経験を持つエアバスが提供する技術は革新的。アメリカズカップにおける技術が進化していく現在、他業界の技術を利用することによって、さらに上のレベルへと引き上げてくれる」とコメント。
今回のパートナーシップにより、ソフトバンク・チーム・ジャパンのボートは、航空力学や装備、シミュレーション、複合材、構造、油圧、データ分析などの分野でエアバスのサポートを受ける。
ソフトバンク・チーム・ジャパンは、関西ヨットクラブの協力のもと、2017年アメリカズカップ挑戦のため結成された。アメリカズカップは1851年から開催される、国際ヨットレースの最高峰で、ソフトバンク・チーム・ジャパンは、日本チームとしては2000年以来、15年ぶりにアメリカズカップに参戦する予定。