自動車耐久品質調査、ブランドランキングはレクサスがトップ…JDパワー

自動車 ビジネス 国内マーケット
レクサス・LS600h FスポーツXライン
レクサス・LS600h FスポーツXライン 全 7 枚 拡大写真

J.D.パワー アジア・パシフィックは、2015年の日本自動車耐久品質調査を発表した。自動車耐久品質調査は、世界各国で実施され、車両の耐久品質を調べるもので、日本では今回初めて実施した。

【画像全7枚】

調査では、新車購入後37~54か月経過したユーザーを対象に、177の項目にわたって直近1年間のユーザーの不具合経験を聴取した。

外装、走行性能、装備品/コントロール/ディスプレイ、オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)、シート、空調、内装、エンジン/トランスミッション(Eng/Trans)の8つのカテゴリーに分けて調べた。すべての不具合項目は車100台当たりの不具合指摘件数(PP100)として集計され、数値が小さいほど品質が高いことを示す。

ブランドランキングは、レクサスが54PP100で1位となった。2位がダイハツで66PP100、3位にはホンダ、三菱、トヨタが69PP100と同スコアで並んだ。業界平均の総合不具合指摘件数は72PP100だった。

セグメント別モデルランキングでは、ミッドサイズセグメントはトヨタの『SAI』、ミニバンセグメントでトヨタの『アルファード』がそれぞれ1位となった。日産の『キューブ』はコンパクトセグメントで1位、スズキの『アルト』が軽自動車セグメントで1位となっている。

調査の結果、走行距離が増えるにしたがってユーザーの不具合指摘件数が増えることが確認された。年間走行距離が1万kmを超えるユーザーグループでは、平均で1台に1件以上の不具合を経験している。

今回、調査対象となった車両の平均走行距離は3万3326km。走行距離別の不具合指摘件数では、走行距離が2万km未満のユーザーの不具合指摘件数は62PP100、2万-3万6000kmで80PP100、3万6000km以上では、104PP100となっている。

最も不具合指摘の多いカテゴリーは、外装で、次いで内装、エンジン/トランスミッションが続く。不具合詳細の上位項目は、1位が「空調吹き出し口からの不快なにおい」、次いで「車外ライトの電球切れ」、「ブレーキの異音」、「バッテリー上がり」が指摘されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る