JAL、民間月面探査チーム「HAKUTO」を支援…コーポレートパートナー契約を締結

宇宙 テクノロジー
月面探査ローバーのフライトモデル
月面探査ローバーのフライトモデル 全 2 枚 拡大写真

日本航空(JAL)は、国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」(GLXP)に挑戦するispaceが運営する日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO」とコーポレートパートナー契約を締結した。

契約は、JALが2014年6月に発表した「チャレンジJAL宣言」の理念のもと、今回のHAKUTOのチャレンジに賛同、HAKUTOが開発している月面探査機「ローバー」と、JALが運航するボーイング787型機が同様に炭素繊維を採用していることが契機となって実現した。

今後、HAKUTOは、JALが培ってきた整備技術やトラブルシューティングの手法を、月面探査機「ローバー」の運用・保守に応用するなど、技術的な連携を視野に入れ、互いに協働することで、世界初の民間による月面探査を目指す。

HAKUTOは、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ500m以上走行し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信する「GLXPミッション」の達成に向けて月面探査機「ローバー」を開発中。「ローバー」の小型・軽量化のため、さまざまな新素材を積極的に取り入れている。

カーボン素材(炭素繊維強化プラスチック)もそのひとつで、炭素繊維は比重が鉄の4分の1ながら、強度は10倍になり、アルミニウムと比較しても大幅に軽量化した。同様の炭素繊維が、ボーイング787型機でも採用されており、強度を高めながら機体重量を軽量化したことなどで、従来の同クラス機体と比較して燃費を約20%改善している。

《レスポンス編集部》

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