オペル、排ガス不正を否定…「GM のソフトに排ガス試験検知機能はなし」

自動車 ビジネス 企業動向
オペル・ザフィーラ
オペル・ザフィーラ 全 2 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループが、全世界のおよそ1100万台に排出ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを搭載していた問題。同じくドイツの自動車メーカー、オペルに飛び火した疑惑を、同社が完全否定している。

事の発端は、ドイツの非政府組織、DUH(ドイツ環境支援協会)の発表にある。DUHは、オペルのMPV、『ザフィーラ』の1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル車の排出ガスを計測。その結果、排出ガス中のNOX(窒素酸化物)が、基準を大きく超えていたとして、DUHは、「オペルが排出ガスのデータを不正に操作した可能性がある」と発表していた。

10月23日、オペルは声明を発表。「親会社のGMが開発したソフトウェアに、車両が排ガス試験を受けているかどうか、検知する機能はない」と、疑惑を完全否定した。

さらにオペルは、独自にザフィーラの1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル車を、ドイツの検査・認証機関、テュフに持ち込み、排出ガスの計測を依頼。その結果、排ガスデータは法的基準を満たしていたという。

オペルは、「疑惑は明らかに偽りで、根拠のないもの」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る