ドイツの自動車大手、ダイムラーは10月22日、2015年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、373億ユーロ(約4兆9852億円)。前年同期の331億ユーロに対して、13%のプラス。
また、継続事業ベースのEBIT(利払い・税引き前利益)は36億5700万ユーロ(約4888億円)。前年同期の27億8700万ユーロに対して、31.2%の増益となった。
大幅な増益となった要因のひとつが、好調な新車販売。2015年第3四半期の世界新車販売は、72万台。前年同期比は13%増だった。このうち、メルセデスベンツ乗用車部門は、50万8400台を売り上げ、前年同期比は18%の伸び。市場別では、中国が39%増。米国は5%増。西欧19%増となるなど、販売が好調。
ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、「今回の結果は、我々の戦略の正しさ、商品や技術の進歩を示すもの」と述べている。