【レクサス RX 新型】2L直噴ターボ「決してエントリーエンジンではない」

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トヨタ自動車が10月22日に全面改良して発売した『レクサス RX』には2リットル直噴ターボエンジンが新たに設定された。チーフエンジニアを務める勝田隆之氏は「決してエントリーエンジンという位置付けではない」と語る。

というのも「V6のトルクとほとんど同じなので、先代の4気筒と6気筒エンジンの間というよりも、6気筒に近いところにいる。しかも、ガソリン、ハイブリッドのどちらでもエントリーからFスポーツまであるグレード構成にしている。パワートレインが違うだけでグレード構成を全く同じにした。従来ならエントリーエンジンではラグジュアリーのグレードが無い場合があったが、そういうことはない」からだ。

日本ではハイブリッドの人気が根強いが、勝田氏は「ブランドイメージを訴求する上で、“レクサスはハイブリッドです”というメッセージの仕方もある」としながらも、「一方でハイブリッドでなくてもいいというお客様がたくさんいらっしゃるのも事実。週末しか乗らない方や、長距離ドライブしかしない方は、最近のエンジンは燃費も良くなっているので、ピュアエンジンをチョイスしている。そのために間口を広げた」と明かす。

2リットル直噴ターボエンジンのユーザー層に関しては「とくに若い方、もしくはスポーツ(な走り)はハイブリッドではないというポリシーをお持ちの方。従来は50代のお客様がメインだったが、全面改良で若々しくしたことや、2リットルターボにもFスポーツを設定したことで年齢的には下に広がってくればいいと思う」と話していた。

《小松哲也》

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