三菱 相川社長、日産との次期型軽開発「両社の強み結び付けるスキーム」

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車 eK スペース/eK ワゴン
三菱自動車 eK スペース/eK ワゴン 全 5 枚 拡大写真

三菱自動車の相川哲郎社長は10月27日に都内にある本社で開いた決算会見で、日産自動車と共同開発した軽自動車の次期型も、引き続き両社で進めることで合意したことについて「両社の強み同士を結び付けるスキームにするということで決まった」と述べた。

相川社長は「我々としては限られた開発資源をSUVと電動車両に向けたい。しかし軽自動車も絶対に必要である。日産も同じく軽自動車は絶対にやめられないということで、その双方のニーズの解決策として日産が開発の中心になる。我々はサポートする」と、次期型の開発では日産が主体的に行うことになった背景を説明。

その上で「それによって我々はSUVと電動車両により資源を投入できる。一方で生産については我々の水島製作所のコスト競争力は日産にも認めて頂いているので、生産は我々が請け負うということで、両社の強み同士を結び付けるスキームにしようということで今回の合意に至った」と述べた。

今回の合意では軽規格の電気自動車の開発も共同で進めることが盛り込まれたが、その生産場所について相川社長は「決まった話ではないが、ベースの車が水島(生産車)であれば、一番効率の良い造り方は何かという考えで決めたい。おそらくその時は水島になると思う」との見通しを示した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 漆黒のディフェンダー登場、最強の『OCTA』がブラック仕上げで存在感強化
  2. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  3. フィアット『500ハイブリッド』、イタリア・トリノで11月から生産へ
  4. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る