FCA決算、リコールの影響で赤字転落…2015年第3四半期

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欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月28日、2015年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、第3四半期の売上高は、274億6800万ユーロ(約3兆6170億円)。前年同期の235億5300万ユーロに対して、16.6%増加している。

一方、第3四半期の最終損益は、2億9900万ユーロ(約394億円)の赤字。前年同期の1億8800万ユーロの黒字から、赤字に転じた。

赤字に転落した要因は、リコール(回収・無償修理)に関する費用を計上した影響。北米でのリコールに関連したコストが、収益を圧迫した。

第3四半期の世界新車販売台数は、前年同期比1.4%増の111万4000台。2015年通期では、480万台の販売を見込む。

フィアットとクライスラーグループの統合で生まれた新会社、FCAは2014年5月、中期経営計画の「2014‐2018ビジネスプラン」を発表。2018年までに、世界新車販売台数を、2013年実績に対して、およそ6割増の700万台へ引き上げる目標を掲げている。

《森脇稔》

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