海上保安庁、バーチャルAIS航路標識を運用開始へ
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AISは、針路、速力などの船舶の動静に関する情報に加え、航行船舶の指標とるシンボルマークを表示させる機能があり、実際には存在しない航路標識を海用レーダの画面上に表示できる。
国際的には2004年海事機関(IMO)で航海用レーダの性能基準が改正され、航海用レーダの画面上にAISのシンボルマークを表示させることが義務付けられ、さらに2014年には、新しいシンボルマークが承認された。
水深が非常に深いなど、航路標識の設置が困難な海域で、海上交通安全法第25条第2項に規定する経路指定が行われている明石海峡と友ヶ島水道でバーチャルAIS航路標識の実証実験を行った結果、有効性が確認できたことから、正式に運用を開始する。
《レスポンス編集部》