トヨタ紡織が発表した2015年4-9月期連結決算は、営業利益が前年同期比90.7%増の277億4100万円と大幅増益となった。
売上高は、日本がモデルミックスの変化で増収となったのに加え、海外も北中南米の受注が好調で、為替換算の影響も寄与して同10.8%増の6929億9500万円と、2ケタの増収となった。
収益では諸経費の増加などによる減益要因があったものの、増収の効果や合理化などの増益要因によって経常利益は同58.6%増の300億円だった。純利益は同102.6%増の177億0100万円と倍増した。
通期業績見通しは主に日本で高付加価値製品の販売が拡大したほか、北米でのトヨタ自動車向け販売が計画を上回る見通しとなり、上方修正した。
売上高は前回予想より700億円増の1兆3700億円、営業利益が110億円増の490億円、経常利益が120億円増の520億円、純利益が110億円増の280億円となる見込み。