低偏平タイヤ、空気圧低下に気付きにくい…JAF調べ

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適正空気圧の50タイヤ
適正空気圧の50タイヤ 全 7 枚 拡大写真

JAF(日本自動車連盟)は、「タイヤの空気圧低下は見た目や運転で判断できるのか?」をテーマとしたテストを行い、検証した結果をホームページに公開した。

【画像全7枚】

テストはタイヤサイズの異なる3台を用意し、3名のモニターで目視と運転の2種類のテストを実施。目視のテストでは、適性空気圧のタイヤを見た後、空気圧を1/2にしたタイヤを見て、低下に気付くのかどうかを検証した。結果は、一般的な偏平率である65タイヤでは、3名全員が空気圧の低下を正しく判断できたが、45・50タイヤや80タイヤは全員が誤った判断をした結果となった。

運転のテストでは、45タイヤと65タイヤをそれぞれ装着した同一車種2台を用意し、どこか1輪のみ空気圧を1/2に減らした状態で運転し、空気圧の減ったタイヤの位置が分かるかを検証した。その結果、右後輪の空気圧を1/2にした場合は45タイヤ、65タイヤとも3名中2名が正解したが、左前輪の空気圧を1/2にした場合、65タイヤは3名全員が空気圧不足に気付いたのに対し、45タイヤは2名が気付かない結果となり、偏平率の低いタイヤの方が空気圧の低下に気付きにくい事が判明した。

JAFでは、これからの気温が低下する時期は、空気圧も低下しやすいため、注意するよう呼びかけている。

《纐纈敏也@DAYS》

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