日産自動車が10月28日、東京モーターショー15で初公開した『コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ』の新仕様。同車のバーチャルな走行シーンを収めた映像が、ネット上で公開されている。
コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモは2014年6月、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」において、フルサイズモデルを初公開。同車は、「プレイステーション3」専用ソフトウェア、『グランツーリスモ6』と自動車メーカーのコラボレーション企画、「ビジョン グランツーリスモ」から生まれた仮想空間のスポーツカー。開発コンセプトは、「未来の2+2レイアウトのスーパーカー」。
英国ロンドンの日産デザインヨーロッパの若手デザイナーが、自由に夢のスポーツカーをデザインするというスタイルでプロジェクトを開始。その後、デザインを受け取った日産テクニカルセンターのエンジニアが、技術的なフィードバックを織り込み、デザインとテクノロジーのコラボレーションを重ねて開発が進められた。
東京モーターショー15では、コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモの新仕様が初公開。ボディカラーはシルバーから一転、情熱的な赤、「ファイアーナイト」をまとって、日本のファンの前で初公開を飾った。パワートレインはV6ツインターボにプラスして、ハイブリッドシステムの4WDを想定する。
10月30日、「グランツーリスモ」は公式サイトを通じて、コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモの新仕様の映像を配信。赤いボディカラーに変身を遂げた同車が、サーキットを疾走している。