タカタ、エアバッグを改良…次世代インフレータ採用へ

自動車 ビジネス 企業動向
タカタ(WEBサイト)
タカタ(WEBサイト) 全 1 枚 拡大写真

大規模なエアバッグの不具合によるリコール(回収・無償修理)問題で、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)と制裁金の支払いで合意したタカタ。同社が、今後のエアバッグの改良内容を提示した。

これは11月4日、タカタが明らかにしたもの。試験の継続、インフレータ(膨張装置)の交換、当局および自動車メーカーとの協力など、安全確保に向けた取り組みのさらなる強化を通じて、引き続きリコール問題の解決に努力する、との声明を発表している。

この声明の中で、タカタは今後製造するエアバッグの改良内容を提示。それは、2018年末までに、乾燥剤を含まない相安定化硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータの製造販売を、一定の計画に従って、段階的に中止するという内容。

今回の問題では、タカタ製エアバッグのインフレータに使用されている硝酸アンモニウムが、高湿度下に長期間置かれたことにより、異常破裂につながったとの指摘がある。

タカタの高田重久 会長兼社長は、「今日の発表がタカタにとって、次世代インフレータの移行に向けた転換点になる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る